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【MHW:IB】覚醒武器の強化案と火力期待値の計算

覚醒武器の基本性能

素の性能

攻撃力

全て武器倍率で表記

属性値
  • 下記以外:180
  • 大剣・片手剣・操虫棍:150
  • 弓・双剣:120
斬れ味・会心

一律で白40、会心率5%

覚醒能力

火力に繋がる能力のⅤ、Ⅵのみを抜粋して記載しています。なお、ガンランスの砲撃【○○型】やボウガンの装填数【○弾】などはDPSに寄与する能力ですがここでは割愛します。

攻撃力強化

大剣・ハンマー以外

  • 攻撃力強化Ⅴ:武器倍率+10
  • 攻撃力強化Ⅵ:武器倍率+15

大剣・ハンマー

  • 攻撃力強化Ⅴ:武器倍率+9
  • 攻撃力強化Ⅵ:武器倍率+14
会心率強化

全武器種

斬れ味強化

全武器種(近接)

  • 斬れ味強化Ⅴ:斬れ味+50
  • 斬れ味強化Ⅵ:斬れ味+70

白ゲの長さは最大で120で、それ以降は紫ゲージが出現します。

属性攻撃強化

大剣・ハンマー

  • 属性攻撃強化Ⅴ:属性値+120
  • 属性攻撃強化Ⅵ:属性値+150

狩猟笛・ガンランス

  • 属性攻撃強化Ⅴ:属性値+100
  • 属性攻撃強化Ⅵ:属性値+150

太刀・ランス・スラッシュアックス

  • 属性攻撃強化Ⅴ:属性値+90
  • 属性攻撃強化Ⅵ:属性値+120

片手剣・操虫棍・弓

  • 属性攻撃強化Ⅴ:属性値+70
  • 属性攻撃強化Ⅵ:属性値+100

双剣チャージアックス

  • 属性攻撃強化Ⅴ:属性値+60
  • 属性攻撃強化Ⅵ:属性値+90

 

期待値による覚醒能力の比較

以下、どの能力を覚醒させるのが火力期待値的に良いかについて議論します。

攻撃力強化vs会心率強化

大剣・ハンマー以外

会心を発動させている場合、会心率が10%上がると火力期待値は1.04倍になります。攻撃力強化Ⅴと会心率強化Ⅴの火力上昇幅が一致するのは攻撃力(A)と会心率(B%)が

(A+10)(1+0.004B)=A{1+0.004(B+10)}

∴A=B+250

のときです(ただしB≤90)。例えば攻撃力300、会心率50%であれば攻撃力強化Ⅴと会心率強化Ⅴの火力上昇幅が一致し、それよりも攻撃力が高ければ会心率強化、低ければ攻撃力強化のほうが期待値が上になります。基本的に攻撃力が高ければ高いほど会心率強化の恩恵が高くなります。

同様に、攻撃力強化Ⅵと会心率強化Ⅵの火力上昇幅が一致するのはAとBが

(A+15)(1+0.004B)=A{1+0.004(B+15)}

∴A=B+250

のときであり、上と全く同じ結果が得られました。

覚醒武器は素で攻撃力が250以上あり、強化やバフなどで340以上も十分超えられるため、上昇量を単純に比較すると会心率強化の方が良いと言えそうです。

大剣・ハンマー

大剣・ハンマーの場合は攻撃力強化の上昇量が1ずつ低いため、上式左辺の10,15がそれぞれ9,14になります。それぞれ計算すると攻撃力強化Ⅴと会心率強化Ⅴの火力上昇幅が一致するのは

(A+9)(1+0.004B)=A{1+0.004(B+10)}

∴A=B+225

攻撃力強化Ⅵと会心率強化Ⅵの火力上昇幅が一致するのは

(A+14)(1+0.004B)=A{1+0.004(B+15)}

∴A=B+233.333...

のときとなり、他武器種よりも会心率強化の恩恵が相対的に高くなっています。

結論としては会心率強化の方が良いということですが、重要なのは会心率が100%を超えない限りであるという点です。覚醒武器は素で会心率が5%あるため、見切りLv7・攻撃Lv4・弱点特攻Lv3を発動させると会心率が100%に到達します。これらのスキルを発動させた状態では会心率強化の意味があるのは弱特未発動の部位に攻撃した場合のみとなります。よって傷を維持しつつコンスタントに弱点部位を攻撃できるPSがあれば議論の余地なく攻撃力強化を選択することになります。そうでない場合でも傷あり弱点部位に攻撃できている分は完全に無駄になってしまうため、基本的に会心率強化を選択するのは弱特を付けない場合に凡そ限定されます。その場合ではスキルやカスタム強化を積んだ上で会心率が100%を超えない範囲に限り攻撃力強化よりも会心率強化の方が優越します。

攻撃力強化vs斬れ味強化

大剣・ハンマー以外の近接

斬れ味強化Ⅴを2つ付けると斬れ味紫になるため、攻撃力強化Ⅴ2つと斬れ味強化Ⅴ2つを付けた時の期待値を比較してみます。斬れ味強化を付けた方が期待値が高くなるのは

1.39A>1.32(A+20)

∴A>377.14...

のときです。例えば攻撃力強化655・攻撃Lv4・力の護符爪・猫飯大・鬼人G・怪力の種・鬼人の粉塵を積んだ時の攻撃力は270+25+12+15+15+7+10+10=364でありこの状態では攻撃力強化の方が優越します。ここからさらにスキルなどで14以上攻撃力を底上げすると斬れ味強化が優越するようになります。

大剣・ハンマー

同様に計算すると、

1.39A>1.32(A+18)

∴A>339.43...

のときに斬れ味強化が優越します。大剣・ハンマーの場合は常識的なバフの範疇で攻撃力強化よりも優越することができます。

結論としては、攻撃力が十分に高い状態であれば斬れ味強化の方が良いということになります。条件の緩い大剣・ハンマーの他、武器のアクションで攻撃力を底上げできる太刀・狩猟笛・操虫棍あたりは斬れ味強化が優越しやすいです。ただし、斬れ味強化Ⅴ2つだと紫ゲージが20しかないため、達人芸なり匠なりで斬れ味をケアしてやる必要があります。

攻撃力強化vs属性攻撃強化

属性会心を付けない場合

攻撃力をA、会心率をB、属性値/10をE、モーション値/100をM、物理肉質/100をNA、属性肉質/100をNEと置いたとき、ある攻撃の物理ダメージは1.32A(1+0.004B)MNA、属性ダメージは1.15ENEとなります(斬れ味白・超会心Lv3・諸々の補正は無視)。よって攻撃力強化Ⅴを付けた場合の物理ダメージの増分ΔAは13.2(1+0.004B)MNA、属性攻撃強化Ⅴを付けた場合の属性ダメージの増分ΔEは1.15dNEとなります(dは属性値の増分。例えば太刀であればd=9)。属性攻撃強化Ⅴが攻撃力強化Ⅴを優越するのはΔE>ΔAのときです。例えば太刀の鬼人斬りⅡ(d=9,M=0.3)をトレーニングエリアの柱(NA=0.8,NE=0.3)に当てた場合、ΔA=3.168(1+0.004B)、ΔE=3.105となり、ΔE>ΔAが成立するのは

3.105>3.168(1+0.004B)

∴B<-4.972...

のときであり、会心率に関わらず攻撃力強化Ⅴの方が優越します(∵B≥0)。もう一例、弓の剛射4(d=7,M=0.11*6)を柱に当てた場合、ΔE>ΔAが成立するのは

2.415*6>1.1616*6(1+0.004B)

∴B<269.757...

のときであり、今度は会心率に関わらず属性攻撃強化Ⅴの方が優越します(∵B≤100)。

これらの例より、弓のような属性偏重武器であれば属性会心を発動させずとも属性攻撃強化を優先するべきという結論が得られました。

属性会心を付ける場合

属性会心を発動させた場合、多くの武器種はΔE=1.15d(1+0.0035B)NEになります(大剣・ハンマー・笛は0.0035→0.005、双剣は0.0035→0.0038)。例として太刀の鬼人斬りⅡを柱にあてたとき、ΔE>ΔAが成立するのは

3.105(1+0.0035B)>3.168(1+0.004B)

∴B<34.913...

のときであり、つまり会心率が34%以下の場合に限り属性攻撃強化が優越します。他の例として、大剣の抜刀斬り(d=12,M=0.48)を柱にあてたとき、ΔE>ΔAが成立するのは

4.14(1+0.005B)>4.56192(1+0.004B)

∴B>172.049...

のときであり、会心率に関わらず攻撃力強化Ⅴの方が優越します(∵B≤100)。

攻撃力強化と属性攻撃強化のどちらが良いかは物理ダメージと属性ダメージの計算式の違いなどにより定量的な比較が難しい部分があります。厳密な結論を出すには全ての武器種のあらゆるモーションについて網羅的に計算する必要がありますが、取り敢えずは大剣のような物理偏重武器の場合は属性会心を考慮しても攻撃力強化の方が良いと結論付けて良いと思います。物理偏重でも属性偏重でもない武器種に関してはケースバイケースといった感じです。